ナンパゲーマー

30代からのナンパで自己実現する。本当に得たいのは自信だ

30代からのナンパ体験記

30代非モテオタク、人生初のクラブデビュー。なんだこのチャラい世界

アウル大阪

ナンパの一環として、生まれて初めてクラブという場所に行った。

チャラくて怪しげなナイトスポットってイメージを持っていたが、概ね想像の通りだった。

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クラブに来るまではドキドキ、でも入口では…

クラブの入口は地下にあった。階段を降りると、人の列が並んでいた。

20代くらいの若い男女ばかりだった。なんだか映画館みたいだなと思った。

アウル大阪

エントランスでチケットを購入し、代金を払った。3000円とは結構する。それと、身分証の提示を求められた。クラブって年齢確認するんだ…。

チケット売り場を進むと、またも受付があり、そこでチケットと交換にドリンクチケットをもらった。これでドリンク一杯がもらえるらしい。

この時点で、奥の方からズンズンドンドンと重低音の音楽が漏れていた。ああ、いよいよクラブなのだなと思った。

扉を開けるとそこは音楽のナイトスポットだった

廊下とクラブのフロアを仕切る扉は少し厚く、キルティングのようなモコモコの装飾がついていた。いかにも派手でゴージャスといった印象だった。扉を開ける。

瞬間、大音量が僕を包んだ。そしてそこには大量の人。時刻は深夜12時を回ったところだった。こんな時間にこれだけの若い人間が集まるところって、クラブ以外にあるんだろうか。

想像を絶する人の数だった。この密度は昔行ったコミケを思い出した。本当にそれくらい混んでいた。だが、そこにいる客層はコミケとは真逆も真逆。肉食で合コン慣れしているようないかにもなパリピばかりだった。

想像はほとんど間違っていなかったのだ。

アウル大阪

フロアの構造はどうなっているのかと人混みをかきわけて奥へ進んだ。薄暗い店内は奥にロッカーに続く廊下があり、その奥にも通路があった。通路をたどると、元のダンスフロアへとつながっていた。ちょうど一周するような形になっているようだった。

途中には2階へ続く階段があったのだが、VIP限定フロアとあり入れなかった。クラブのVIP…エグザイルとか関東連合などの恐ろしい闇の世界の住人が取引で使ったりするんだろうな…などと妄想した。僕はそういったアウトロー映画をみるのが意外に好きだ。

ダンスフロアは一段と大きな空間となっており、中央に近づくほど音響とライトが激しくなっていた。

クラブへ行く前はダンスとはどんな風に踊っているのだろうと疑問だった。そもそも日本の教育にダンスなんてないし、踊るとしたらそういう人たちはどこで覚えてくるのだろうとも思っていた。

彼らは体を小刻みに動かし、音楽にのっているだけだった。これがダンスなのかはわからないが、腕も少しあげて、ノリ良く体を左右に揺らしている。クラブのダンスってこんなんでいいんか。長年の疑問は解決した。

ダンスフロアのさらに奥、一段高いところではなにやらDJ的な人が左手を耳のヘッドホンに当て、右手をチュイチュイとディスク上で動かしているようだった。テレビで見るあのイメージまさにそのものだ。

DJの隣には露出度の高い服装で踊る、バブルの時代ならディスコクイーンとでも言われそうなケバい姉ちゃん。女のフェロモンを全開で発散させながら、一心不乱に踊りまくっている。

うわー…こんな世界まじであるんだ。あの人普段はなにしてる人なんだろう。スーパーで買い物とかするのかな、いやコンビニとかかな、ヤクザに囲われてるのかなとかくだらないことを考えていた。

クラブナンパしなきゃ

一通り初めてのクラブの世界を見て、僕は本来の目的を思い出した。そう、僕は今日ここへナンパしにきたのだ。浮かれているのもいいが、女に声を掛けなければ…。

周りを見渡すと、すでにチャラそうな男がギャルっぽい女に話しかけているし、中には女の腰に手を回したり、抱きついている男までいた。それも、彼らは明らかにさっき知り合ったばかり者同士のようだった。

どうやらクラブという空間では、男女のスキンシップの許容度が外界よりずっと広がるらしい。日本人の若者は草食だとかさとり世代とか言われる昨今だが、この空間にいたってはまったく当てはまらない。肉食はここにいたのだ。

周囲の余りの肉食ぶりに僕は気圧された。声をかけようにも、周りのライバルは皆エグザイルみたいなオラ系のイケメンで、女も化粧濃いめの経験豊富そうなギャルばかりだ。

カウンターで酒飲み地蔵

居心地がなんとなく悪くなり、早くもドリンクチケットを使ってバーカウンターでドリンクを注文した。頼んだのはブルーハワイなんとかというリキュールボトル。青い色が綺麗で、味も飲みやすかった。

アウル大阪

ボトルを片手にカウンターに肘をついてフロアを見渡す。こうしていれば『今は酒を飲んでる』というポーズを保てる。

クラブに行って思ったのは、手持無沙汰でぼーっと立ってるのが、たまらなく居心地が悪いということだった。周りは皆、行動派の肉食系。男同士でだべったり、体を揺らして音楽にのったりしているわけだが、この中でなにもせず緊張した顔で立っていると、『あいつぼっちでだせぇww』と笑われそうな居たたまれなさを感じるのだ。

ダンスフロアの中央でも皆が踊っている中で棒立ちしていると逆に目立つ。僕はなんとなく踊るのが恥ずかしくて体を揺らしたりできなかった。それが周りからするとノリの悪いしょぼいヤツに見えていたことだろう。

カウンターで酒を飲んでる時はクラブにいてもいい人間な気がした。その場にいてもいい気がするのだった。

しかし、やがて酒が尽きると、カウンターに用もなく棒立ちしている人に戻ってしまった。居心地が悪くなって、用もなく通路の方へ歩いた。

女に声を掛けようにも、僕みたいなしょぼくて芋っぽいクラブデビュー君が声を掛けたら笑われるんじゃないかと思ってできなかった。クラブで僕は地蔵してしまっのだった。

一緒にきていたRさんもどうやらクラブの異様空間に気圧されていたようだった。彼もクラブは人生初だったらしい。

彼は彼なりに奮闘しており、他の男に話しかけて仲間を作ろうとしていた。彼が捕まえたのは二人組だった。聞けば、彼らはクラブナンパでお持ち帰りの経験があるらしい。半袖シャツにスラックスの姿は会社帰りの普通のリーマンにしか見えなかったが、それでもそんな実績があるのか。やることやってる人はやってるものなんだな…。

Rさんと二人組はクラブ経験の話や、ナンパの算段を立てていたようだったが、僕はもう限界だった。ここにいてもしょうがないな、今の自分にはレベル不足だった…と思ってクラブを先に出た。

クラブの帰り道

クラブを出て近くのファミレスに入った。深夜2時を回っていたが、こんな時間も営業しているものなんだな。

Rさんにその旨を送ると、しばらくして彼もきた。

「どうだった?」

「全然だめだ…俺はだめだった」

「だよね、そもそも声とか全然聞こえないしね」

ひどく落胆しているようだった。僕も同じだ。

クラブってかなり特殊な環境だ。あのウェーイなノリに付いていけない人間にとって、その空間でナンパをするのはキツイ。人混みもあって、すごく疲れた。ストリートでするナンパの方がずっと楽しいなと思った。時刻は日付が変わり、土曜の午前2時半を回っていた。

アウル大阪

クラブは合わないかもしれない

後日、このクラブへはもう一度行った。

一度目に行った際に、入場無料券をもらっていたからだ。期限が1週間以内だったので、別の曜日・時間帯だと混みは緩和されるのかなと思って行った。

しかし再訪した水曜日でも激込みだった。金曜の70%程度だったが、それでもかなりの混雑度だった。僕はワンドリンクを頼み、音楽を聴きながら飲んで、終えたら出た。

クラブでのナンパは向いていないのかもしれない。クラブには音楽を聴く目的の人が多い「音楽箱」と、ナンパ目的の人が多い「ナンパ箱」とあるらしいが、音楽箱に行ってみたいなとは思った。

酒を飲みながら、ズンズンと重低音のきいた曲をゆっくり聞く感覚は嫌いじゃない。だが、このクラブはもろにナンパ箱だった。

クラブナンパは当分いいかな。いい経験にはなったけど。

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