ナンパゲーマー

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30代からのナンパ体験記

凄腕ナンパ師との遭遇。これが肉食系ナンパ師の行動力

2017/07/13

肉食系男子

前回「ナンパ師との初合流」の続き。

ネットで知り合ったナンパ師Rさんとついに合流した僕。だが、彼はさらに凄いナンパ師を呼んでいたのだった。

僕はその凄腕ナンパ師、Kさんと遭遇した。

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肉食系ナンパ師Kさん登場

肉食系ナンパ師…

うん。「ナンパ」という行為自体がわりと肉食なので、このタイトルはちょっと変かもしれない。

でも、そのなんやかやを吹っ飛ばすくらいにそのナンパ師Kさんはインパクトがある人だった。

Rさんが連れてきたナンパ歴10年のKさん。

彼が現れる前、僕はRさんから「Kさんは結構チャラいかも」と聞いていたので、今度こそ「チョリースwww」系のホストかと想像していた。

ナンパ師想像図

「あ?初心者?…まあよろしくな」

みたいな。

そしてKさんがその姿を現した。

 

 

 

 

 

ナンパ師

「あ、初心者なん?ほんま~?よろしくなぁ!」

 

!?

想像とは全然違った。全然ホストでもギャル男でもない。

第一印象は体育会系で現場の兄ちゃんといった感じだった。背丈は高くないが、人懐っこい笑顔。焼けた肌。太い腕。

服装も気取った感じではなく、Tシャツ+ハーフパンツのカジュアルな夏スタイルで、靴なんて普段履きの(しかもちょっと汚れた)クロックスサンダルだった。

学生時代に深夜よく一緒に牛丼屋に行った友達がこんな服装だった気がする。とにかく、すごく気合の入った感じではなかったのだ。

想像とは真逆のナンパ師。それがKさんだった。

フランクで親しみやすさ満点のナンパ師Kさん

「ナンパ初めてなん~?」

関西弁で話すKさんはとにかくよく通る声をしていた。

かなりの声量なのだ。普通にしゃべっているだけで、会話内容が周りの人に筒抜けなくらい声がでかい。そしてめちゃくちゃフランクな雰囲気を持った人だった。

Kさんは初対面から僕に気さくに話しかけてきた。僕はその声量に押されながらも簡単に自己紹介をした。

Kさんに歳を聞くとなんと同い年だった。

人間ってほんと面白いもので、同じ年でも環境や生き方、考え方、性格でいろんな道に分派している。ドラクエのスライムにいろんな種類がいるみたいな感じだ。

僕がモテない人生を送って来た一方で、ナンパ歴10年のキャリアを持ち、女を食いまくってきたこんな人もいるのだ。

こうしてその場にRさん、Kさん、僕という今日の面子が揃った。この3人でこれからナンパをするのだ。女の子に話しかけて、あわよくば…ヤる!

僕たちはとりあえず酒を一杯やるためにコンビニへ向かった。

ついにナンパ開始。驚くべきナンパ師の行動力

本やブログで読んだことがあるが、ナンパの前に酒を一杯やるというのは初心者的にはよくあることらしい。

なにせ全く知らない赤の他人に声を掛けていくのだ。アルコールでも入れて、心をオープンにしていかなければ初心者にはきついということだろう。

KさんやRさんは素面でも全然できるかもしれないが、初心者の僕のために計らってくれたのかもしれない。あるいはただジュースを飲む感覚で喉を潤わせたかっただけなのかもしれない。なにせその日はまさに熱帯夜ともいうべき気温で、とても暑かった。

狩猟を開始するナンパ師

しばらく酒を飲みながら話をしていると、Kさんが急に缶を置いて走り出した。

次の瞬間、Kさんは見知らぬ女の子に話しかけていたのだ。

(あ…ナンパしてる!)

その瞬発力に僕は驚愕した。

この地にきて、初めてナンパを目撃した。

ナンパ目的で一人でちょくちょく出かけていたとはいえ、一向に話しかけられず、いつも成果のないまま帰っていた自分。

他にナンパをしている人も見たことがなかった。場所が違うのか、時間帯が違うのか、それともナンパなんて恥ずかしい行為はやっぱり都市伝説だったのか…?

そう思いかけていた。

しかし、今まさに僕の目の前で実際のナンパが行われている。

青天の霹靂だった。

Kさんは歩く女の横で、一緒のペースで歩きながら、なにやらめちゃくちゃ話しかけまくっていた。話している内容はここからでは聞き取れない。

笑顔のまま話し続けるKさん。彼の顔は女の子の方を向いているが、女の子の顔はそちらを向いておらず、頭の向きは正面のままだ。無視しているのか、反応しているのかわからない。

Kさんと女の子は足を止めずに歩いていくので、二人の姿はどんどん離れていった。

やがてKさんが戻って来た。どうやらダメだったみたいだ。

結果こそダメだったみたいだが、僕はしばしあっけに取られていた。

(本当に知らない女の子に声を掛けるんだな。しかもあんなにグイグイと!なんて凄いんだ…)

一般人もナンパ師の行動力に驚く

Kさんが戻って来た。と思うと、間髪おかずにまた次の女の子の前にダッシュしていった。

先ほど同じ感じでまた横並びに歩いている。顔はめっちゃ笑顔だった。戻って来た。そしてまた行った。

その様子は周りから見てもかなり慌ただしく、実際すごく目立っていた。僕とRさんが見ているところに他の人もいたが、明らかに目を丸くして見ていたのだ。

Kさんの挙動はどう見ても「あ、こいつナンパしてるな」とわかる動きだった。しかし、当の本人は全く動じるでもなく、ガンガンと声を掛け続けていった。

これは彼の強靭なマインドがなすものなのだろうか、それとも慣れれば気にならなくなるものなのだろうか。

Kさんのナンパを見ている人には、モテそうなイケメンや若いリーマンもいた。彼らの目には驚きの感情と、「あいつすげーな…」といったようなある種、同じオスとして、その行動力と勇気をリスペクトするような色も見えた気がした。

これはただの同行者である僕にとってもなんだか爽快な光景だった。ナンパというとやはり一般人には抵抗があるし、実際に行動に移せない人が多数だと思う。僕もまだその側だ。

知らない女の子に声を掛けるには心理的な障壁がある。普通の人にはできないだろうことを、こんなに大胆にやっていくKさんはまさにその場で輝いて見えた。

見た目だけいくら男らしく取り繕おうとも、獲物を狩れないのでは意味がない。そんなニセ肉食イケメンが多くいるだろう中で、淡々とハンティングを行っていくKさん。

そんなすごい奴と、さっき知り合ったばかりとはいえ、仲間であることに僕は誇らしさを覚えたのだった。

「お前は行かないの?」その場に取り残された弱者

隣で一緒に見ていたRさんは触発されたようで、「俺も行かなきゃ」とつぶやき、行動に出た。

僕は一人でその場に残された。途端に、恥ずかしさや心細さが襲ってきた。

(お、俺も行かなきゃ…でも…)

自分は観戦をしにきたわけではない。彼らと同じようにナンパをしにきたのだ。

足元には仲間たちの飲みかけの缶が置いてある。Kさんのバッグも置いてある。

(誰かがこれを見てなきゃいけないし…今はダメだ。)

行かない言い訳はいくらでも湧いてきた。

「お前は行かないの?」

そんな無言の視線が、そばで見ていたギャラリーから突き刺さるような気がした。

さっきまで勝手に感じていた誇らしさは剥がれ落ち、一緒にいたナンパ師がいなくなると、そこにはただの弱気な男が立っているだけだった。

勇気と男らしさのなさが僕をその場に釘付けにした。足が地面に根をはった。

さっきまで虎の威を借るように気を大きくしていたくせに、群れから出ると、なんのことはない草食動物である本来の自分が姿を現す。等身大の僕はあまりにも貧弱だ。

ただの道の真ん中で、僕が居心地の悪さを感じていると、Kさんが戻ってきた。

「あれ、行かんの?」

「はぁ…まぁ……なんかびびっちゃって」

「行かんとだめやん。じゃあ、あれ行ってみて」

あれ、行ってみて。Kさんは目の前を通り過ぎた女の子を指さし、僕に言った。

そう、僕の番がいきなりやってきたのだ。

「初めての声掛け」

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